ご依頼から業務完了までの流れと期間の目安

境界確認から登記完了までの工程を、週ごとの流れでまとめました。
進行状況や関係者様との日程調整、役所での処理期間などにより前後する場合があります。

【STEP 1】 調査・測量・検討(約1ヶ月目)

調査・測量・検討の流れ

境界確定の基礎となる、情報収集と現状把握を行う重要な準備期間です。

1週目:役所調査

何をするの? 法務局、市町村役場、土木事務所などの関係機関に出向き、対象となる土地や周辺の土地に関する資料を集めます。

具体的には? 明治時代などに作られた古い地図(公図の前身となるもの)、過去に測量された図面(地積測量図など)、土地の所有者の変遷が分かる記録などを調査します。

役所調査のイメージ

ポイント: 過去の経緯を知ることで、本来の境界がどこにあったのかを推測する手がかりとします。

2~3週目:現地測量・境界検討

何をするの? 実際の土地の形状や広さを測量し、調査した資料と照らし合わせて境界の位置を検討します。

具体的には? トータルステーション(イラストにある三脚の機械)などの測量機器を用いて、土地の現状(塀、垣根、建物、既存の杭の位置など)を測ります。その後、持ち帰ったデータと役所調査で得た資料を比較・分析し、「ここが境界であろう」という仮説の線を導き出します。

現地測量・境界検討のイメージ

お客様へのメリット: この段階で作成する「現況図面」は、建物の設計などに必要なCADデータとしてご活用いただけます。

4週目:立会案内

何をするの? 隣接する土地の所有者様(お隣の方)や、道路・水路を管理する役所の担当者へ、境界確認の立ち会いをお願いする連絡を始めます。

立会案内のイメージ

具体的には? お手紙や電話などで、境界確定の目的を説明し、後日行われる現地立会へのご協力をお願いします。

【STEP 2】 現地立会・境界確定(約2ヶ月目) ⭐重要

関係者全員で現地で立会し、境界を確認する、本業務の中で最も重要なステップです。

5~7週目:現地立会 ※ご協力お願いします

何をするの? お客様、お隣の土地所有者様、(必要な場合は)役所の担当者様、そして土地家屋調査士が現地に集まり、境界の位置を実際に目で見て確認し合います。

具体的には? 土地家屋調査士が、調査・測量に基づいて検討した境界の位置(仮の点など)を現地で指し示し、根拠を説明します。関係者全員がその位置で納得し、合意が取れれば、そこを筆界として確認します。

現地立会のイメージ

ポイント: 皆様の合意がなければ境界は確定しません。日程調整を含め、お客様のご協力が不可欠な工程です。

8週目:境界杭設置・実測図作成

何をするの? 立会で確定した境界点に、永続性のある標識(境界杭)を設置し、最終的な図面を作成します。

境界杭設置・実測図作成のイメージ

具体的には? コンクリート杭、金属プレート、金属鋲など、現場の状況に適した「境界杭」を設置します。これにより、現地で境界が誰の目にも明らかになります。その後、確定した境界に基づいて、正確な面積などが記載された「実測図」を作成します。

【STEP 3】 登記申請・完了(約3ヶ月目~)

確定した結果を公的な記録(登記)に反映させ、成果品をお届けする仕上げの期間です。

9週目:境界決裁

境界決裁のイメージ

何をするの? 道路や水路など、役所が管理する土地との境界(官民境界)について、役所内部での決裁手続きを経て、境界が最終的に確定します。

10週目:登記申請(審査約2週間)

何をするの? 確定した測量成果に基づき、法務局へ必要な登記の申請を行います(例:土地を分割する「分筆登記」、面積を正しく直す「地積更正登記」など)。

登記申請のイメージ

具体的には? 土地家屋調査士がお客様の代理人として申請書類を作成し、法務局へ提出します。法務局の登記官による審査が、およそ2週間程度かかります。

13週目頃:登記完了・納品

何をするの? 法務局での登記手続きが完了し、新しい登記情報が記載された書類などを受け取ります。

具体的には? 「登記完了証」「登記簿謄本(全部事項証明書)」「公図(地図証明書)」などの一連の成果品をファイリングし、お客様に納品して業務完了となります。

登記完了・納品のイメージ

【全体の期間目安】 約3ヶ月半~4ヶ月

※上記は一般的な目安です。隣接土地所有者様との日程調整や、境界についての協議の状況、役所の処理期間などにより、全体の期間は前後する可能性があります。あらかじめご了承ください。